現場全体を把握し、計画から施工まで、すべてを管理するのが技術職の仕事。
技能職は、個々に特化した技能を駆使して建築・土木工作物をつくりあげます。
どちらが欠けても成り立たない、建設業の双璧。あなたが目指すのは?
Engineer
技術者は“監督”だ。
技術者とは、土木施工管理技士や建築施工管理技士といった、現場を管理する職種。なかでも代表的な施工管理技士は、主に現場における4本柱《品質・工程・安全・原価》の管理を行います。予算立てからスケジュールの作成など、仕事内容は多岐にわたります。近年は女性の施工管理技士も活躍中! 上記の4本柱に加え、工事を円滑にすすめるための人間関係の構築や社会貢献、地域への配慮など、細やかな気配りの要素が重要視されています。
Craftworker
技能者は“選手”だ。
技能者とは、主に専門的な実作業に携わっており、大工や左官、鉄筋屋などは“職人さん”とも呼ばれています。職種は大工工事・土木・コンクリート工事・左官工・とび・建築工事など26種類。ひとつの現場でも、さまざまな分野の職人の力が必要とされています。建設業のひとつの現場は、そんな専門分野のスペシャリストが集まって完成するのです。資格取得などでスキルアップが望め、経験を生かしてステップアップできるのも大きな魅力!
こんな人が向いてるかも!
同じ建設業といっても、職種によって仕事の内容も働き方も多種多様。
特に大きな分岐点は、技術者と技能者、どちらを選択するか。
なりたい将来の姿、好きなこと、苦手なもの…総合的に判断して
自分らしいキャリアを思い描いてみましょう。
Engineer技術者
- 長期的なプランを立てて働きたい
- マルチタスクを捌くのが得意
- 何かとリーダーに選ばれがち
- デスクワークが苦にならない
- 向上心と課題解決思考に自信アリ!
Craftworker技能者
- 体を動かして働きたい
- 複雑な作業を黙々と続けられる
- 歳上に可愛がられるタイプ
- 職人のカッコよさに憧れる
- 体力と手先に器用さに自信アリ!